イベントのご案内

タイトル 宝が池シンポジウム2016~どうする?どうなる!宝が池の森と水~
 
内容 流域から問う深刻化するシカ被害
シカの食害による宝が池の森の劣化は、その深刻度を増しています。
木や草が食べられた森では、そこを棲み家にしてきた小さな生き物たちの居場所が失われ、森の外にも出てくるようになったシカは、深泥池の希少な植物も食べつくす勢いです。
木々や草が失われた森のあちこちで表土が流れ出し、地形が変わる場所も現れています。
植物は雨を受け止め、斜面から土砂が流れ出ることを防ぎ、その体に有機物を保持しますが、その力を失った森では、土砂崩れの危険性が増し、まわりの河川や池の水質をも変化させるでしょう。
宝が池の森の劣化は、今、森の中だけの問題ではなく、私たちの生活に直結する流域の問題として考えることが必要となっています。
この状況を踏まえ、今後どのように森を再生していけばよいか議論を深めます。
日時 2016年4月24日(日)
午後1時~午後5時30分(開場12時30分)
会場 京都市左京区役所 1階大会議室
プログラム ■第1部 話題提供 シカによる被害の現状


①『シカの増加がもたらす森林生態系の変容と
河川水質への影響』
 福島慶太郎氏(首都大学東京 都市環境学部 特任助教)

②『シカの増加がもたらす深泥池の植物相の変化』 
 加藤義和氏(総合地球環境学研究所 研究高度化支援センター研究員)

③『シカの増加に伴う鳥類への影響』
 梶田 学氏(日本野鳥の会・京都支部)


■第2部 リレートーク ~宝が池における取り組み~
今年のコバノミツバツツジ状況/ 森林再生にむけて 防鹿ネットの設置とその効果/外来植物(ナンキンハゼ)の広がりとその対策 /『宝の方舟』プロジェクトの情報発信 /木と森の健全度市民調査へのいざない ※進行:柴田昌三氏


■第3部 パネルディスカッション
『どうする?宝が池の森と水
 ~宝が池の森の再生にむけてビジョンを語る~』 
※コーディネーター:鎌田磨人氏、パネリスト:1、2部の話題提供者 ほか
参加費・申し込み 参加費無料。申し込み不要。
主催 (公財)京都市都市緑化協会、京都府立大学森林科学科
協力 「宝が池の森」保全再生協議会、(一社)日本生態学会・生態系管理専門委員会
問い合わせ (公財)京都市都市緑化協会
TEL:075-561-1350 FAX:075-561-1675
E-Mail:midori@kyoto-ga.jp http://www.kyoto-ga.jp/