会員の取り組み紹介

ナンキンハゼの伐採 

〈京都宝の森をつくる会〉

ナラ枯れ木伐採後、生育範囲を拡大するナンキンハゼ群落を伐採。2~3年伐採を継続し拡大の抑制をめざすとともに、シカによる実生等の食害を防ぐため、防鹿ネット設置等の対策を検討。地域の在来植生による雑木林を再生する為の対策をすすめる予定。府立大学(長島研究室)と連携し調査も行っています

防鹿ネットの設置/ 実生等モニタリング調査

〈京都府立大学(長島研究室)/京都学園大学(森本研究室)/公財〉京都市都市緑化協会〉

林床植生はシカ食害の影響が大きく、場所によっては全滅に近い状況であることから、防鹿柵を設置しモニタリング調査を継続しながら森林再生をめざしています。

ナラ枯れ後の林床で防鹿ネットを設置。森林再生におけるシカの影響を調査、光環境、土の硬さ、斜面などの立地環境との樹種の多様性回復との関連性についても観察を続けています

現地の立木や石垣などの立地環境も利用して、労力やコスト等も勘案した設置方法を試行。効果的かつ効率的な林床植生保全再生に向けた防鹿柵設置方法の考案をめざしています。

大径木調査/樹木調査 

〈京都学園大学研究室&京都宝の森をつくる会〉

 

ナラ枯れにより一気に増加した立ち枯れ木や南面のシイの大径木、および宝が池の森に生育する多様な樹種についてGPSを用いた調査を実施。現状を把握するとともに、今後の対策や森林再生の検討の基礎情報として整理を開始。地域住民と一帯となった調査や意識啓発や理解を進め、連携の取り組みへつなげることも目指す。

ナラ枯れ木の伐採 

〈京都市みどり政策推進室・北部みどり管理事務所>

公園予定地の樹木に対するナラ枯れ被害拡大防止及び、通行者や隣接住宅等への枯死木の倒木被害防止を目的に,ナラ枯れ被害木の伐倒駆除作業を実施、適宜搬出・処分もおこなっています。

※通行者の往来が予測される箇所や,隣接住宅等への影響が大きい箇所にあるもの優先的に伐採しています。